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おせち料理の意味をご存知ですか?

「おせち」にも由来があるのをご存知ですか?

日本では、収穫したものを神に供える慣習があり、
そのお下がりをいただくのを直会(なおらい)といい、
神の持つ力をいただくことを意味していました。

おせち料理も、元々は新しい年神に供えるための料理で、
かまどの神様を休めるため、
作りおきできるものを中心に
家族の繁栄を願う縁起物をめでたさが重なるよう重箱に詰めていました。

正式な重詰めは四段重のようですが、
五段重という場合もあるそう。

1段目から4段目までは料理を入れ、
5段目は年神様から授かった福を詰める場所として
空っぽにしておくのだとか。

今では、お正月に家事を休むためという印象の方が強いかもしれませんね。

地域によって違いもありますが、重箱に詰める順番も決まっているそう。

壱(いち)の重(じゅう)には、祝い肴と口取り
弐(に)の重には、焼き物
参(さん)の重には、煮物
与(よ)の重には、酢の物、和え物
伍(ご)の重には、「福を詰める」場所として空箱

今は、五段重を用意するご家庭は少ないかもしれませんが、
参考にしながら重箱に詰めたり、お皿に盛ってみるのもいいですね。

おせち料理一品一品に意味もあります。
その中のいくつかをご紹介しますね!

◆黒豆◆
一年「まめ(まじめ)」に働き「まめ(健康的)」に暮らせるように
との願いが込められています。「まめ」って大切ですよね。まめにこつこつ!
関東の方では「しわが寄るまで長生きができるように」という意味から、
あえてシワが入るように煮込むこともあります。



◆田作り◆

文字通り、田を作る意味からきています。
カタクチイワシが畑の肥料で、米が5万俵も収穫できたことに由来し、
「五万米(ごまめ)」と呼ぶこともあり、豊作を祈願して食べます。

小さくても尾頭付きで縁起もいい食材です。
ワクワクワーク流は、アーモンドと松の実入りです!^^

◆たたきごぼう◆
根を深く張るごぼうは、家業が土地に根づいて代々続くという意味を持ち、
たたいて身を開き開運を願います。
細く長く幸せが続くことを祈願する食材です。

◆栗きんとん◆
「金団(きんとん)」と書き、鮮やかな色が小判や金塊に似ているため、
金運の上昇を願っていただきます。

また、乾燥させた栗を臼(うす)でついて皮をむく作業を
「搗つ(かつ)」ということから、
栗は「勝ち栗」と呼ばれ勝負に強い縁起物とされています。

◆紅白なます◆
「なます」の名は、大根や人参の他に、
生の魚を使用したことに由来するそう。

色合いと形が祝いの「水引き(みずひき)」に似ているため、
縁起がよい料理とされています。



いかがでしたか?
伝統行事の意味を知るとより、たのしい行事となりますね。

おせちのしきたりは地域によって少しずつ異なりますが、
先人の心を大切に伝承していきたいものです。

いろいろな縁起を担いだおせち料理で1年間の健康と幸せを願いましょう。


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今回は黒豆が初登場!
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