縄文時代から食べられていた!?〜長野の郷土料理「おやき」
住んでいる地域、生まれ育った地域に伝わる
郷土料理をご存知ですか?
その地域の特産物などを使って全国各地に
代々伝承されている郷土料理がありますが、
今回は、信州長野の「おやき」をご紹介します♪
「おやき」は一言でいうと、
「野菜を小麦粉でつつんだおまんじゅう」のこと。
昔から、おばあちゃんやお母さんが家庭で野菜やお漬物を具にして、
小麦粉で包み、焼いていました。
おやきの歴史は長く、なんと今から約4,000年前の縄文時代、
すでにおやきがつくられていた形跡が残っているそう。
信州おやきのルーツは、農作業の合間や夜なべ仕事の傍らで、
囲炉裏の灰の中に入れて焼き、食べられていた「灰焼きおやき」
といわれています。
その後、いろりから釜戸への移行により、
いろりの灰を払って食べるおやきから、
釜戸にほうろく(平たい土鍋のようなもの)を乗せて、
両面を焼き蒸すおやきへ、
そして衛生的かつ短時間で出来るなどの理由から、
現在の蒸すおやきへと変化してきたようです。
信州では昔からおやきは、仏事と深く関わりがあり、
春と秋のお彼岸やお盆におやきをつくりお供えしたり、
山間地の方では、お正月や大晦日にもおやきを食べる習慣が
今も残っているそう。
このように、「おやき」は人々の生活と密接に結びつき、
時代が変わっても母から娘へ、姑から嫁へと、途切れることなく
守られてきた信州の代表的な郷土料理となっています。
長野に実家がある認定講師も、帰省の際には、
おばあちゃんやお母さんから受け継いだおやきを一緒に作る
そうです。
郷土料理がその土地に根付いた歴史や背景を知ると、
より興味深くおいしくいただくことができますね。
皆さまも、ぜひ地域の郷土料理をたのしんでみてください♪
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