冬至にかぼちゃを食べる理由とは?
冬至は1年で最も昼が短かく、夜が長くなる日。
今年2023年は、12月23日に冬至をむかえます。
古来、中国では、この日を境に太陽のエネルギーが復活するという
考えから、「一陽来復(いちようらいふく)」(気が陰から陽へ移り変わること)
として、祝う風習があったそう。
冬至の日には、邪気を払うという意味で、
太陽を意味する赤い小豆や、「ん(運)」のつく食べ物を
食べるとよいとされています。
特に「ん」が2個つくもの、
なんきん(かぼちゃ)、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、
かんてん、うんどん(うどん)
は、「冬至の七種(七草)」といわれ、運を呼び込める「運盛りの野菜」と
呼ばれているそう。
「いろはにほへと」の終わりが「ん」であることから、
終わることで新たな始まりを迎えられる、「一陽来復」の
願いが込められているとも言われています。
また、野菜が不足しがちなこの時期に、ビタミンやカロチンを補給し、
寒い冬を乗り切るための知恵でもあるようですね。
赤を表す小豆と、冬の栄養補給にもなるかぼちゃのいとこ煮は、
まさに冬至にぴったりのメニュー。
冬至にはかぼちゃのいとこ煮を食べて、「運」を呼び込み、
元気に新たな日を迎えたいですね。
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