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日本で生まれた風習「十三夜」とは?

月が最も美しく見える
中秋の名月「十五夜」は有名ですが
「十三夜(じゅうさんや)」という風習をご存知ですか?



十三夜は、満月、または満月に近い月の十五夜に対して
満月から少し欠けた月で、十五夜の次に美しい月。
十三夜のことは、「後の月(のちのつき)」と呼ばれています。

十三夜は年ごとに異なり、2024年は10月15日(火)になります。

日本では古くから十三夜の月見をしており、
中秋の名月を見たら、十三夜の月を見ないと
「方月見(かたつきみ)」といって縁起が悪いとされていたようです。

十五夜は、中国から伝わったものに対して
十三夜は日本で生まれた風習。

どちらの行事も、風流をたのしむイベントでもあり、
この季節の収穫を感謝する収穫祭でもあります。

自然が私たちにもたらす恵みへの感謝や、
翌年の豊作も願うという意味が込められています。



十五夜が別名「芋名月」と呼ばれるのに対して、
十三夜は、栗や豆がちょうど食べごろになることから
「栗名月」「豆名月」と呼ばれています。



栗は縄文時代から栽培され、
食用や材木として重宝されてきました。
大豆は醤油や味噌、豆腐など
日本の食卓には欠かせない大事な作物です。

収穫した栗や豆、そしてお団子をお供えし、
ススキの穂や秋の七草を飾り、お月見をします。

私たちも、旬の栗や豆などの農作物をいただけることに感謝し、
翌年の豊作を願いながら十三夜の月見をたのしみたいですね。


お供えのお団子は、
十五夜は15個、十三夜は13個お供えするのだとか。

豆腐をたっぷり使った「豆腐白玉団子」は、
「豆名月」の十三夜にもピッタリですよ♪



昔ながらの行事や伝統を知り、
四季を感じながらの生活をたのしみませんか?


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