かき氷の別名をご存じですか?
これから夏本番、
暑いときには冷たいものを食べたくなりますよね!
「冷やし中華、はじめました」
「氷」
店先には様々なのぼりが立ち並びますね。
かき氷の歴史は古く、平安時代だそう。
清少納言の『枕草子』に出てくる
「削り氷(けずりひ)」が最初と言われています。
あてなるもの(=上品なもの、良いもの)の段に
「削り氷に甘葛(あまづら)入れて、新しき金鋺(かなまり)に入れたる」
訳:細かく削った氷に甘葛をかけて、新しい金属製のお椀に盛りつけたもの
※甘葛(あまづら)とは、ツタの樹液を煮詰めた
甘いつゆのことで、はちみつに似たシロップのこと。
冷凍庫のなかった当時、
氷は貴重品で貴族しか口にできないものでした。
しかも甘葛は砂糖のなかった平安時代、
最高の甘味料だったそうです。
清少納言が食べたかき氷は、とても貴重で贅沢なものだったんですね。
※氷が貴重品だった話は、こちらも読んでみてくださいね^^
⇒ 6月なのに氷? 氷の朔日(ついたち)とは?
かき氷はかつて
「なつごおり」と呼ばれていたのをご存じですか?
「な(7)・つ(2)・ご(5)おり」の語呂合わせから、
7月25日は、「かき氷の日」だそうですよ。
清少納言のように、
素材を煮詰めたシロップでいただくのもいいですね^^
暑い時期には、「なつごおり」を楽しみましょう♪
といっても、室内は冷房が効いており、
飲食店では氷入りの水がでてきます。
温度差や、冷たいものを取り過ぎは極度に体調を崩します。
適度に、たのしみながら召し上がってくださいね!
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