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世界一やさしいフードロスイベントまとめ。

「世界一やさしいフードロス」と題して、農家さんをゲストにフードロスを二日間に渡って学び考えるトークイベントを行いました。この記事はそのイベントのまとめです!

フードロスとひとくちに言っても、家庭、企業、農家さんそれぞれの視点で見えるもの、求めること、今できることや思いが違います。そこで、ひとつの立場だけではなく、もっと広い視野でフードロスを知りたいと思い、企画した講座でした。

1日目のゲストはあるまま農園の溝口優子さん
フードロスの現状と、まだまだはじまったばかりのフードロス対策、
私たちが作り上げていくくらいの気持ちで取り組んでもいいと熱く話して下さいました。優子さんの記録記事にはフードロスの今がばっちり記録されているので、こちらもぜひご覧下さい♪

(横田農場の写真です♪)

2日目は埼玉県小川町の横田農場横田岳さんをお招きしてキッチン開催!
ランチ付きリアル&オンライン中継トークでした!

横田農場の野菜をたっぷりつかったランチ付き

今私たちの生活では、「捨てる」という感覚と「循環している」という感覚がすごく離れていて、捨てたものが戻ってくるような感覚が本当になくなっている。

コンポストに挑戦してできた土の行き先がなかったり・・・
残したものはごみとして燃やすしか方法がなかったり・・・
野菜の切れ端などをえさにして大きくなるような生き物は身近にいない・・・


たねのこプロジェクトでも抜いた草がそのまま置いておいてよかったり・・
畑で野菜を切って調理しても「その辺に捨てていいよ」と言われたり・・・

これが循環なんだと実感できる瞬間
を経験させていただきました。
この体験を踏まえて、横田さんの話が入ってくる感じがすごくありました!

フードロスの世界は多岐に渡っている。けれど私たちが伝えられることは、
「家庭内のロスを減らすこと」。これについては野菜そのまま皮ごとまるごといただいたり、野菜の旬をいただいたり、経験と伝えたいことがたくさんある。

でも…、大切なことだけど、それだけでいいのだろうか?という思いがありました。

(左が横田農場の横田岳さんです。たくさん素敵なお話を話して下さいました!)

農家さんと消費者である私たちとの溝というかギャップは、日常生活が違う分、どうしても埋めきれないものが確かにあると感じます。それを少しでも埋めていくには、農家さんと知り合っていくことここに尽きるなと思います。

7月に3週に渡って開催していたごはんとみそ汁シンポジウムのゲストで話してくれたえがおファームのきよさんも、「かかりつけ農家さんを3人見つけよう!」というのを紹介して下さいました。

ひとりじゃなくて、「3人」というのがしっくりきます。

私も教室を通じて仲良くさせていただいている農家さんが年々ご縁をいただき全国にたくさんいらっしゃいますが、みなさまとお話する中で農家さんの現状を本当に少しづつですが、知り深めていけているように思います。

横田さんとお話していく中で、色々を踏まえて「じゃあこうしましょうね。」というところを見つけたいよねという同じ思いにも辿りつくことができました。

広い世界の中全てを繋ぐことは難しいけど、隣や近くの世界と繋いでいくことはできる。農家さんの世界と私たちの日常がもっと近くなったり、循環していったら、もっと循環が身近になり、今知らない間に足りなくて、欠損感のある「地」とか「農」「自然」を補えるのかも?

そんな 「じゃあこうしましょうね。」 のかけらを 2回の学びから見つけて、この先を作っていきたい!と思えました。

現在教室は、「国連WFP 世界食料デーキャンペーン2020」アンバサダーをしていたり、フードロスについて学ぶ講義研修などをさせていただいており、もっと深めてお伝えしたいと、思い深まるこの頃でもあり、

なんとも言えない思いから、次の答えのかけらを見つけるのはいいなとじんわりしました。

講座終了後に、横田農場の野菜と加工品、しょうゆや麦茶、うどんの販売タイムへ・・!ワイワイとみなが購入し、持ってきていただいたものがすべて完売!やっぱり対面での販売っていいなあ・・・と、ミニマルシェのようになっていたのが嬉しく、今年開催できていないマルシェも、この形ならできるかなーと思ったりでした!

久々に長いレポとなりました、代表の菅野のなでした!

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