自信をもつことは、環境や比較に左右されない自己特有の意思を保つことだと思います。
「自信」といってもいろいろな種類があります。
まず、外との比較によって得られるもの。
他者よりいかにして自分が優れているかを元に形成されるものなので、
ある日ポッキリ折れることの多い自信です。
100点を取ることだったり、試験に合格することだったり、
必ずしも比較で得られるものすべてがよくないというわけではありませんが、
天狗の鼻が折れるように、これによって形成されすぎると
自然と折れるようになっていると言ってもよいでしょう。
折れた鼻をまた、外との比較によって元に戻すことは可能で、
クセになるとやっかいなものとなります。
次に自己のつみかさねにより得られるもの。
こちらは比較ではないもので自分で納得し、日々積み上げてきたもの。
「私はこれがいいのだ。」といような、バカボン並の素直さで形成され、
通常こちらを保って生きているのではないでしょうか。
しかし、つみかさねによる自信が折れる日というのも人生にはやってきます。
この時が一番大変な時ではないでしょうか。
つみかさねによる自信が折れたとき、
頼りにするのが、
自信の基盤となっている本来の自分への信頼です。
自信の基盤となるものは、誕生したときから各個人が持っているもの。
各個人のDNAに刻まれたかなり個人差のある、「個性」だと思います。
生まれもった自信を呼び覚ますには、
「自分にとって」原点に帰れるような場所へ行く、
あるいはそのような人に会うこと。お墓参りや、里帰り、のんびり温泉旅行、など
いろいろありますね。
それがむずかしい時は、ひたすら気持ちを書き出しましょう。
書くことで、気持ちが浄化され自然と整理されます。
個性としての自分がゆるぎないものになれば、 環境や比較に左右されず、本来の自分自身の意思を保つことができるのではないでしょうか。
自信をもつなんて簡単にはできない。という方は、
自信をもってみたらこんな感じかなというのを想定してみること、
自分にやさしくすることからはじめてみませんか。
posted by at 2008/12/16 nona