自己表現とは、環境と自分との微調整を助け、自分を進化させる秘かな手段であると思います。
自己表現というと、他者との関係において自己主張をしているかとか、大きな芸術表現をしているかとか、そういったことを示すことが多いですが、今回提案したいのは、もっとミクロな単位での自己表現です。
聞く音楽を選ぶ、物を選ぶ、買う、買わない。お店を選ぶ、料理する、食す。 映画を見る、服、爪先、本や雑誌も、、どれも選ぶということは小さな自己表現。
自分のフィーリングにあわせて周波数を調える感じですね。 自然と選択していることをもっと意識して選択してみる。
例えば、音楽を聞くときに、本当に今自分が聞きたい曲ってどんな感じだろうかと考え、それにあわせて曲を選んで聞いてみる。
料理をするときも、今自分が本当に食べたいものってなんだろうかと考えそれにあわせてつくってみる。
自分の感覚に深く問うて「選ぶ」ということは細部を適当にしないということにもなっていくのだけれど。
自分をごまかさず、周囲によい意味で巻き込まれない、自分のエリアをもっていることにもなると思います。
小さな点が大きくなるときに何か発見があるかもしれないし、大きくなる日はうんと遠い日かもしれないけれど、真摯に選択したものが、自分に栄養を与えることになります。
1日1表現してみませんか。
小さな表現でも、自己発信をしていることによって、なりたい自分像をあきらめないことにつながる、大切なことなのではないかと思います。
posted by at 2008/08/31 nona