みょうがの季節になりました。
しゃきしゃきの歯ざわりと独特の香りは夏の薬味に欠かせません。
みょうが、青じそ(大葉)、生姜、ねぎ等、薬味に使われる食材は、香りがよく、食欲の増進効果があります。
暑くて食欲がない時、、冷房で体が冷えている時などは、辛みの薬味が、体を温め、消化を助けてくれます。
冷奴のねぎと生姜、お刺身のつまに大葉とわさび、
焼きなすに生姜、酢の物にちょっと生姜、
ソーメン、おそばにねぎやわさび、七味唐辛子など、
薬味は一番身近な薬膳です。
夏の野菜は体を冷やすものが多いので体を温める薬味を、添えましょう。
陰陽の調和、五味の調和に基づいています。
薬味で、バランスを保つことを教えてくれます。
青じそ(大葉)にはカロテンとカルシウムが沢山含まれ、ビタミンB、C,鉄分など栄養が豊富です。
また免疫力強化に、殺菌作用にと効用が沢山あります。
生姜の辛み成分には、殺菌、抗菌作用、消臭作用があります。
また体を温め、熱を発散させる作用もあります。たんぱく質の分解酵素も含まれています。
生姜焼きに、魚の煮つけに、薬味に、風邪の予防に、と出番の多い生姜は常備しておきましょう。
今が旬の新生姜はお寿司のガリに、また谷中生姜の甘酢漬け(はじかみ)は焼き魚の付け合せに使用します。
新生姜のぬか漬けはとてもおいしいものです。
旬のみょうが、青じそ、新生姜で暑い夏を乗り切りましょう。
谷中生姜の甘酢漬け
谷中生姜1束 酢100ccぐらい 砂糖小2 塩少々
作り方
1 谷中生姜を適当な長さに切り、良く洗って、
しょうがのまわりのよごれを箸でこそげおとす。
2 生姜をつけておく容器(コップなど)に甘酢を作っておく。
3 鍋に湯を沸かし、沸騰したら、しょうがを持ったままさっと茹でる。
4 熱いうちに、甘酢につける。
1〜2時間で食べられます。
posted by at 2009/07/23 matsunami